指がポキポキなる仕組みについて
- 投稿日:2024.03.25
- 更新日:2024.03.25
本日は皆様も一度はしたことがあると
思う、指をポキポキ鳴らす動作
このポキポキが何故鳴るか?
について少しお話しさせて頂きます。
まず、関節とは実は骨同士が直に合わさっているわけではありません。
なぜなら摩擦により
すり粉状になってしまうからです。
そんなことになったら不快でしょう💦
それで、骨にはクッションのような
関節軟膏でキャップがされているのです。
それは、粘度の高い、透明な、「滑液」と呼ばれる粘液で常に潤っています。
その液は「滑膜」という関節を包む場所から作られます。
関節を伸ばしたり曲げたりするとき、
二本の骨が互いから引き離されます。
すると滑膜が伸ばされます。
そのとき膜内部の空間が増え、
関節中の圧が減るのです。
実はこれがとても重要なことなのです!!
皆様の滑液にはガスが溶け込んでいます。ガスとは主に二酸化炭素と酸素です。
そして、液の圧が落ちると中のガスが溶けにくくなります。つまりガスが溶けなくなって気泡になるのです。
この気泡が圧力が戻ろうとする瞬間に
弾けます。
これが、指を曲げた時に
ポキポキなるメカニズムです!
それではまた来週。
執筆者
櫻井整骨院 院長
櫻井 悠
- 柔道整復師
- 鍼灸師
- 介護福祉士
静岡県出身で、高校時代に野球での怪我をきっかけに整体業界に興味を持ち、柔道整復師、鍼灸師、介護福祉士の資格を取得、26歳で独立。自らの経験と東洋医学と西洋医学を組み合わせた独自の施術法で痛みや悩みを解消し続ける。